積算評価って?
積算法は、不動産の鑑定評価方式である原価方式のうち、賃料を求める手法のことをいいます。
他に、「収益還元法」で物件価値を評価する方法もあります。
土地と建物それぞれの担保評価に即して価値を測り、土地は路線価をもとにいくらの価値があるのか、建物は「その物件を再調達(再建築)したらいくらかかるのか」という再調達原価に調整を加えて計算し、それらの合計がその物件の価値ということになります。
この手法で求めた価格を「積算価格」といいます。計算は下記の通りです。
積算価格
= 土地の価値 + 建物の価値
= (路線価×土地面積) + (新築価×(残存法定耐用年数/法定耐用年数)×延床面積)
路線価
ある道路に面している土地が、平米あたりいくらの価値を持つか、という指標の1つです。
新築価
新しく同じ建物を立てると仮定したとき、床面積あたりいくらかかるのか、という指標です。
残存法定耐用年数
法定耐用年数から築年数を引いた値です。 築年数は、建物が作られてから何年経過を指します。 年数が経つほど、価値が減少したとみなされます。
延床面積
建物の延床面積です。