不動産投資のリアルな失敗談?初心者が買ってから焦った3つの想定外と乗り越え方

私と同じように不動産投資に興味はあるけど何から手をつけていいか分からない初心者の方の力になれたらと思っています!
こんにちは! 不動産投資オーナーの山本です。
前回までのコラムで、一生懸命勉強して、ついに物件を買うところまで漕ぎ着けました。
これで私も安定した収入を!と、期待で胸を膨らませていたんです(笑)。
ところが、実際にオーナーとして活動をスタートさせてみると、本やセミナーで学んだことだけでは対応できない「え、本当に?!」と感じるような現実に、たびたび遭遇しています。
今回は、「完璧に準備したつもり」だった私のような初心者が、実際に直面して心から焦った「想定外の壁」と、私がどうにか乗り越えようとしている具体的な対応策を、ありのままにお話ししたいと思います。
1.【想定外その1】「空室ゼロ」って、夢物語だったんですね…
書籍やネットの情報では、「人気のある立地を選べば、退去が出てもすぐに次の入居者が決まる」とありました。
私もそれを信じて、立地にはこだわった物件を選んだんです。
しかし、前の入居者さんが退去してから、次の新しい入居者さんが決まるまで、想像以上に時間がかかってしまうんです。
・頭の中の計算:退去⇒すぐに次の募集⇒ 来月には家賃収入!
・実際の現実:退去⇒部屋のチェック⇒ 「思ったより修繕が必要です」と言われる⇒クリーニング⇒募集活動を開始しても、内見がなかなか入らない…
この間、家賃収入はゼロなのに、ローンの支払いだけは確実にやってくる。
心臓がキュッと締め付けられるような不安に襲われ、「今月も赤字か…」と、落ち着かない日々を過ごしました。
私が取り組んでいる対策:
1.キャッシュフローの「お守り」を確保!
目標のキャッシュフローとは別に、半年分の家賃に相当する「空室リスク費用」を、緊急用として確保しました。
手元にお金があると、「まだ大丈夫」という心の余裕が生まれ、焦って家賃を下げる判断を防げます。
2.管理会社との連絡を積極的に
管理会社さんからの連絡を待つのではなく、「内見の反応はどうですか?」「募集条件を少し見直すべきでしょうか?」と、こちらから積極的に状況を確認するようにしました。
任せっきりにしない姿勢が大切だと痛感しました。
2.【想定外その2】ローン返済以外にも「突然の出費」が飛び出してくる!
不動産投資のシミュレーションには、ローンの返済、管理費、そして固定資産税などの費用を組み込んでいました。
でも、本当に予想外だったのは、「緊急トラブルによる臨時出費」です。
・頭の中の計算:毎月の修繕積立金で、大きな修理は対応できるはず。
・実際の現実:入居者さんから「お風呂の給湯器が動かなくなりました!」と緊急連絡⇒業者さんに見てもらったら、「部品交換ではなく、本体交換が必要です」で数十万円の出費が決定⇒その月の手取りが大きくマイナスに…
「え、この費用は計算に入れてなかった!」とパニックになり、まさに青天の霹靂でした。
まるで、ローンの他に「隠れたコスト」があるような気分です。
私が取り組んでいる対策:
1.「トラブル対応専用の積立」を設ける
毎月のキャッシュフローから、必ず「突発的な修繕用」として一定額を別口座に積み立てるルールを作りました。
これは「将来の大規模修繕」とは切り離して考えるようにしています。
2.加入保険の「守備範囲」を確認
火災保険や地震保険だけでなく、水回りや給湯器の故障をカバーする「設備修理特約」が付いているか、保険証書を引っ張り出して再確認しました。
保険の専門的な部分は、プロに相談して「守り」を固めています。
3.【想定外その3】「自分で決めなきゃいけない」のが、こんなに大変だなんて!
「オーナーになったら、管理会社に全てお任せでいいんだ」と、最初は甘く見ていました。
ですが、実際は管理会社さんからしょっちゅう連絡が来るんです。
退去後の壁紙、少し費用をかけてグレードアップを提案したいのですが、いかがでしょう?」「家賃を少し下げて、早く入居者を決めませんか?」といった、判断を求める相談です。
・頭の中の計算:管理会社さんが全て最適に動いてくれるはず!
・実際の現実:全ての決定権は自分にある⇒「どの選択が一番良いの?!」と、毎回頭を抱える⇒決断疲れで精神的に消耗
特に「お金を出すかどうか」の判断は難しいです。「費用をかけることで空室期間が短くなるかもしれないけど、今月の出費は抑えたい…」というように、いつも迷ってばかりです。
私が取り組んでいる対策:
1.「目標」を判断の基準にする
過去のコラムで決めた「年間キャッシュフロー〇〇円」という目標数値に立ち返ります。「この費用をかけることで、長期的に目標達成に近づくか?」という基準で考えることで、迷いが減りました。
2.「先輩オーナーの経験」を参考にする
セミナーなどで知り合った先輩オーナーさんに、「この状況、どう判断しますか?」と相談できる環境を大切にしています。
一人で悩みを抱え込まないことが、この仕事を続けるための大切なコツなんだと感じています。
4.最後に:不安だけど、着実に成長しています
不動産投資は、本当に「現場で学ぶこと」がたくさんあります。
不安でいっぱいですが、一つ一つトラブルを乗り越えるたびに、「あれ?私、少しオーナーらしくなってきたかも?」と、成長を感じています。
今、あなたが抱えている「漠然とした不安」は、きっと私や他の初心者が経験し、乗り越えようとしている壁です。
大切なのは、「トラブルはつきもの」と覚悟を決めておくこと。そして、信頼できるプロや仲間を見つけておくことです。
さあ、次はあなたが持っている「一番の不安」を、一度信頼できるプロにぶつけてみることから始めてみませんか?
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