賃貸マンションの扉の向こうは…!?/「駐車場から異臭がする」と苦情の連絡が!?/隣地の真の所有者は100人超!?

賃貸マンションの扉の向こうは…!?/「駐車場から異臭がする」と苦情の連絡が!?/隣地の真の所有者は100人超!?

プロの不動産会社でも驚くような物語。
あんな物件やこんな大家さん！
本当にあった不動産投資の物語を集めました。

賃貸マンションの扉の向こうは…!?

港区のマンション１室を賃貸したときの話です。
静岡からの転職で、部屋を探しているという男性から入居希望がありました。
今思えば、この時に気づいていればよかったのです。

男性が住み始めてしばらくして、部屋の様子がおかしいとマンションの管理会社の方から連絡が。
不自然な物音やバルコニーに干された大量のタオル……。
なんとその男性はそのマンションの一室で風俗店を営業していたとのこと！
他の入居者の方が、オートロックを出入りする不特定多数の人を不審に思ったそうです。
しかし、男性は「自分が住んでますよ」と使用目的違反を認めず……。
なんとしても追い出したい住民の方々の協力で、お店のサイトまで突き止め、お客さんのふりをして、管理会社の人たちと現場に乗り込みました！

警察も巻き込んで大事になったことで、男性も違反を認め無事に退去しました。
入居審査の時にしっかり調べても、見えない部分があります。
知らない間に違法なことに関わっているかもしれません。
トラブルに巻き込まれる前に、改めて契約書などをしっかりと確認し、対処できる準備をしておかなければと感じた出来事でした。

有限会社住宅情報館
取締役　後藤義慶

〒532-0026 大阪市淀川区塚本2-23-11
TEL：06-6309-5159
HPはこちら

隣地の真の所有者は
100人超!?

当社では珍しく郊外（当社の営業エリアは都心部限定）で土地を仲介した時のこと。
実測図の作成を依頼した土地家屋調査士から悲鳴にも近い声で報告が入った。
「ム、無理です！」
聞けば、隣接する広場（私有地）の登記名義人20人は、もはや誰一人存命ではなく、大昔に村の広場を造る為に寄付をした有志の面々なのだという。
故人の名誉として名を残すことが半ば慣習になっており、どの家も相続登記をしたがらない。
真の所有者は相続人100人超と推定。

買主に事情を理解して頂き、広場の管理者である町内会長に境界立会いをして貰って事なきを得るも、不動産登記法の歪を感じる一件であった。
政治家の皆様、お役人の皆様、「登記の義務化」についてご一考あれ。